演算の仕組み

高校情報Ⅰ 論理回路・半加算回路・全加算回路(基本3回路版)
STEP 1 基本の論理回路(AND・OR・NOT)
基本的な論理回路は3つだけ!
コンピュータの計算回路は、基本的に AND(論理積)OR(論理和)NOT(論理否定) の3つの組み合わせで作られています。
🔗 AND回路(論理積)
両方とも1のときだけ出力が1
A B AND 出力
入力 A入力 B出力
000
010
100
111
➕ OR回路(論理和)
どちらか一方でも1なら出力が1
A B OR 出力
入力 A入力 B出力
000
011
101
111
🚫 NOT回路(論理否定)
入力を反対にする(0→1、1→0)
A NOT 出力
入力出力
01
10
STEP 2 半加算回路
半加算回路は2進数1桁の加算回路
2進数の足し算「A + B」を計算します。
0 + 0 = 00 (和 S=0, 桁上がり C=0)
0 + 1 = 01 (和 S=1, 桁上がり C=0)
1 + 0 = 01 (和 S=1, 桁上がり C=0)
1 + 1 = 10 (和 S=0, 桁上がり C=1
【真理値表】
入力 A入力 B桁上がり C (Carry)和 S (Sum)
0000
0101
1001
1110
【基本3回路による組み立て(重要!)】

和(S)と桁上がり(C)を作る仕組み:

  • 桁上がり C :「AとBが両方1」 → AND回路 1つ
  • 和 S :「(AかBが1) かつ (両方1ではない)」
    OR回路NOT回路AND回路 を組み合わせて作ります!
桁上がり C = [ A AND B ]
和 S = [ (A OR B) AND NOT(A AND B) ]
STEP 3 全加算回路
下からの「繰り上がり」を含めた3つの数字を足す!
半加算回路は1桁同士しか加算できませんが、
2桁以上の計算では下からの繰り上がりが発生します。
全加算回路は、入力A, Bに加えて「下の桁からの繰り上がり(C’)」の3つを計算します。
🧩 全加算回路の構成(重要!)

全加算回路は、「半加算回路 2つ」「OR回路 1つ」 を組み合わせることで作られます。

半加算 回路 A B C1 S1 半加算 回路 S1 C’ C2 S2 OR 0 A 0 B 0 C’ 0 C 0 S

A・B・C’ の丸をクリックすると、信号(オレンジ=1/グレー=0)の流れが確認できます

【全加算回路の真理値表】
入力
A
入力
B
下からの
繰り上がり
C’
上の桁への
繰り上がり
C
和 S
00000
00101
01001
01110
10001
10110
11010
11111
演習 やってみよう!
【基本】 基本回路・加算回路の用語確認
① 2つの入力が両方とも1のときだけ出力が1になる論理回路は何?
② 半加算回路で「桁上がり(C)」を出力するために使う論理回路は何?
③ 全加算回路は、半加算回路いくつとOR回路1個を組み合わせて作られる?(数字で答えよう)
④ 全加算回路の入力は全部で何本?(数字で答えよう)
【応用】 真理値表を使って計算しよう
⑤ 半加算回路に「入力A=1, 入力B=1」を入力したとき、和(S)と桁上がり(C)の値はそれぞれいくつ?(S=◯, C=◯)
⑥ 全加算回路に「A=1, B=1, 下からの繰り上がりX=1」を入力したとき、和(S)と上の桁への繰り上がり(C)の値は?

 

 

 

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