アナログとデジタル

アナログとデジタル ワークシート
STEP 1 アナログとデジタルの違い
アナログ(Analog)
連続した値(なめらかな波)
デジタル(Digital)
とびとびの値(0と1だけ)
項目 アナログ デジタル
値の種類 連続した値(無限の細かさ) とびとびの値(0と1)
温度計・アナログ時計・レコード・人の声 デジタル時計・CD・コンピュータのデータ
ノイズへの強さ 弱い(劣化・ノイズが混ざりやすい) 強い(0か1かで判定できる)
コピー コピーするたびに劣化する 何度コピーしても劣化しない
情報量 無限(細かい情報まで保持) 有限(細かさは設定による)
STEP 2 AD変換(アナログ → デジタル)の3ステップ
コンピュータはデジタルしか扱えないため、マイクで拾った音声や温度センサーなどアナログ情報をデジタルに変換する必要があります。この変換を AD変換(A/D変換) といいます。
1
標本化(サンプリング)
一定時間ごとに
値を「測る」
(時間方向の区切り)
2
量子化
測った値を
決まった段階に
丸める(値の区切り)
3
符号化
丸めた値を
2進数(0と1)で
表す
① 標本化(サンプリング)
アナログ信号を 一定の時間間隔 で区切って値を読み取ります。
この時間間隔を サンプリング周期、1秒間に何回測るかを サンプリング周波数(Hz) といいます。
サンプリング周波数が高いほど、元の音に近くなります。
よく出る例:CDの音声
CDのサンプリング周波数は 44,100 Hz(44.1kHz)
1秒間に44,100回測定している!
人間が聞こえる音の上限(約20,000Hz)の約2倍以上にすることで、元の音を正確に再現できます。
② 量子化
測った値を あらかじめ決めた段階(レベル) に丸めます。
この段階の数を 量子化ビット数 といい、ビット数が多いほど細かく・正確になります。
丸めることによる誤差を 量子化誤差 といいます。
量子化ビット数と段階数
nビットで量子化すると → 2ⁿ段階 で表せます。
CDは16ビット → 2¹⁶ = 65,536段階
③ 符号化
量子化した値を 2進数(0と1の組み合わせ) で表します。
これでコンピュータが処理できるデジタルデータの完成です!
STEP 3 データ量の計算(よく出る!)
音声データのデータ量を計算する公式

データ量(ビット)= サンプリング周波数(Hz)× 量子化ビット数(bit)× 時間(秒)× チャンネル数
※ステレオは2チャンネル、モノラルは1チャンネル
例題①:CDの音声1分間のデータ量は?
1
条件を整理する
サンプリング周波数:44,100 Hz / 量子化ビット数:16 bit
時間:60秒 / チャンネル数:2(ステレオ)
2
公式に当てはめる
44,100 × 16 × 60 × 2
= 84,672,000 ビット
= 84,672,000 ÷ 8 = 10,584,000 バイト
約 10.1 MB (1MB = 1,000,000バイトの場合)
例題②:画像データのデータ量は?
画像データ量(ビット)= 横のピクセル数 × 縦のピクセル数 × 色深度(ビット/ピクセル)
フルカラー(24ビットカラー)= 赤8bit + 緑8bit + 青8bit = 1ピクセルあたり24ビット
// 例:1920×1080ピクセル、フルカラー(24bit)の画像
1920 × 1080 × 24
= 49,766,400 ビット
= 49,766,400 ÷ 8 = 6,220,800 バイト
約 6.2 MB
単位の変換まとめ(よく出る!)
8 bit = 1 Byte(バイト)
1,024 B = 1 KB(キロバイト) ※試験では1,000で計算することも
1,024 KB = 1 MB(メガバイト)
1,024 MB = 1 GB(ギガバイト)
STEP 4 デジタル化のメリット・デメリット
  メリット デメリット
コピー・保存 何度コピーしても劣化しない 圧縮すると画質・音質が下がることがある
ノイズ ノイズに強く、品質が安定する 量子化誤差が生じる
処理・編集 コンピュータで簡単に加工・編集できる データ量が大きくなりやすい
伝送 ネットワークで送りやすい AD変換・DA変換が必要
DA変換(デジタル → アナログ)
デジタルデータを人間が使えるアナログ信号に戻すことを DA変換(D/A変換) といいます。
例:スピーカーから音を出す、ディスプレイに映像を映す
練習 やってみよう!
【基本】用語の確認
① 連続した値をとびとびの値に変換することを何という?
② AD変換の3ステップを順番に答えよう
(○○化・○○化・○○化)
③ 1秒間に何回サンプリングするかを表す単位は?
④ 量子化のときに生じる、丸めによる誤差を何という?
⑤ アナログと比べたデジタルのメリットを1つ答えよう
⑥ デジタル → アナログ への変換を何という?
【応用】量子化ビット数の計算
⑦ 量子化ビット数が8ビットのとき、何段階で表せる?
⑧ 量子化ビット数が4ビットのとき、何段階で表せる?
【発展】データ量の計算
⑨ サンプリング周波数 22,050Hz、量子化16ビット、モノラル(1ch)で10秒録音したときのデータ量は何ビット?
⑩ 640×480ピクセル、フルカラー(24ビット)の画像のデータ量は何バイト?
⑪ サンプリング周波数を2倍にすると、データ量はどうなる?
⑫ 量子化ビット数を8ビットから16ビットに増やすと、データ量は何倍になる?
まとめ ポイントを確認しよう
アナログ
連続した値
ノイズに弱い
コピーで劣化する
01
デジタル
とびとびの値(0と1)
ノイズに強い
劣化しない
AD変換
標本化
→ 量子化
→ 符号化
共通テストで出るポイント
・アナログとデジタルの特徴と違いを説明できる
・AD変換の3ステップ(標本化・量子化・符号化)の順番と内容がわかる
サンプリング周波数量子化ビット数が高い/多いほど品質が上がることを知っている
データ量の計算(音声・画像)が公式を使ってできる
・量子化ビット数nビット → 2ⁿ段階 で表せることを知っている
プログラミング教室ワークシート / アナログとデジタル編
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