お家でもmicro:bitでプログラミングをやってみよう。
「マイクロビットを買う前にどんな感じか試してみたい」
「家にマイクロビットはないけど講座でやった復習がしたい」
「パソコンでしか使えないの?」
というご要望やご質問をよくいただきますが、マイクロビット本体がなくても、パソコンやタブレットで手軽にマイクロビットを体験できますよ。もちろん、マイクロビットをお持ちの方はお家で楽しく電子工作をしてみましょう。
使っているパソコンやタブレットの種類によって利用方法が異なる場合があるので、まずはお家のどのデバイスでマイクロビットを使いたいか確認しましょう。
どのデバイスを使えばいいかお悩みの方はmicro:bit 利用方法まとめをご参照ください。
デバイス別micro:bit利用方法
Windows10または8.1のパソコン
インターネット接続あり(Google ChromeまたはMicrosoft Edge)
オンラインで作成したプログラムファイルを一度パソコンにダウンロードしてから、ドラッグアンドドロップでマイクロビットに転送する方法をご紹介します。パソコンとマイクロビットを接続するマイクロUSBケーブル (A-microB) が必要です。ケーブルは100円ショップでも購入できますが、必ずデータ転送用のケーブルをご準備ください。充電専用のケーブルでは接続できませんのでご注意ください。
1. Google ChromeかMicrosoft Edgeを起動します
※ Internet Explorerは使えません
2. 検索バーかアドレスバーに makecode.microbit.org と入力しEnterキーを押します
( https://makecode.microbit.org/ )←クリックするとmicro:bitのページが開きます
3. micro:bit のページが開いたら「新しいプロジェクト」をクリックします
4. プログラム作成のページが開いたら、まずは試しにLEDを好きなデザインで光らせてみよう
5. すでに画面上に出ている「ずっと」の中に「基本」の中にある「LEDに表示」をドラッグしてはめこみます
6. LEDの光らせたい所をクリックして表示したいデザインにします
絵柄が変わるように、違うデザインのLEDを下に追加しよう
7. プログラムが完成したら、画面左上のプレビュー表示が思い通りの動きになっているか確認します
マイクロビットを持っていなくても、画面のプレビュー表示でマイクロビットの動作確認ができるので、ご自宅でも気軽に作品作りができますよ
※ GoogleChromeからWebUSBで転送をする場合はこちら
※ iPadのアプリからBluetoothで転送する場合はこちら
8. 作成したプログラムに名前を付けて保存します
画面左下の「題名未設定」となっている入力ボックスをクリックしてカーソルを置き、 Backspaceキーで「 題名未設定 」の文字を削除します
9. プログラムの作品名を決めて入力し、保存ボタンをクリックします
ここでは「テスト」という名前にしました
10. 保存ボタンをクリックすると、左下に「microbit-テスト.hex」というファイルが表示されます
このファイルをマイクロビットに転送すると、マイクロビットがプログラム通りに動きます
※ タブレットからペアリングしたマイクロビットに転送する場合はこちら
11. ファイルを転送するためにマイクロビットを画面に表示したいので、マイクロビットをパソコンにUSBケーブルで接続します
自動で 「MICROBIT」 のウィンドウが開かない場合は、タスクバーにあるエクスプローラーのアイコン(フォルダーの絵)をクリックして開きます
12. 一覧から「MICROBIT」をクリックし、マイクロビットの中身が見える状態にします
13. 「MICROBIT」ウィンドウと保存したファイル「テスト.hex」が両方見える状態にし、
「テスト.hex」をマイクロビットウィンドウへドラッグして転送します
14. マイクロビットがプログラム通りに光るかどうか確認します
15. テストがうまくいったら、自由にコーディングしよう
インターネット接続あり(Google Chrome)
WebUSBという技術を使って、作ったプログラムを簡単にWebから直接マイクロビットへ転送する方法をご紹介します。マイクロビットとパソコンを接続するのはUSBケーブル (A-microB) を使用します。 ケーブルは100円ショップでも購入できますが、必ずデータ転送用のケーブルをご準備ください。充電専用のケーブルでは接続できませんのでご注意ください。
1. Google Chromeを起動し、検索バーかアドレスバーに makecode.microbit.org と入力しEnterキーを押します
( https://makecode.microbit.org/ )←クリックするとmicro:bitのページが開きます
※ Google Chrome以外のウェブブラウザではWebUSBは使用できません
Google Chrome以外での手順を見る
2. micro:bit のページが開いたら「新しいプロジェクト」をクリックします
3. プログラム作成のページが開いたら、まずは試しにLEDを好きなデザインで光らせてみよう
プログラム作成の手順を見る
4. プログラムが完成したら、画面右上の設定ボタン(歯車のマーク)をクリックし、表示されたメニューの「デバイスを接続する」をクリックします
5. 表示された画面を確認し、①USBケーブルでマイクロビットをパソコンに接続します
②「デバイスを接続する」ボタンをクリックします
6. 画面に、接続したマイクロビットの名前が表示されるのでクリックで選択し、右下の「接続」ボタンをクリックします
7. 接続できたらメッセージが表示されるので、画面左下の「ダウンロード」ボタンをクリックし マイクロビットがプログラム通りに光るかどうか確認します
WebUSBを使うと、オンラインで作ったプログラムをマイクロビットへすばやく転送できるので、作品作りもサクサク進みますね!
インターネット接続なし → 無料アプリが利用できます
お子さまがプログラミングするときに、インターネット接続せずに利用できる無料のアプリをインストールする方法をご紹介します。
作ったプログラムをマイクロビットへ転送するのも1クリックで簡単にできます。
マイクロビットとパソコンを接続するのはUSBケーブル (A-microB) を使用します。 ケーブルは100円ショップでも購入できますが、必ずデータ転送用のケーブルをご準備ください。充電専用のケーブルでは接続できませんのでご注意ください。
1. インターネット接続した状態でGoogle ChromeやMicrofoft Edgeを起動します
※ アプリをダウンロードするときはインターネット接続が必要です
2. 検索バーかアドレスバーに「microsoft makecode」と入力しEnterキーを押します
(ここをクリックすると Microsoft Makecode のページが開きます)
3. マイクロソフトのページが開いたら「MakeCode Windows アプリ」の画面が出るまで下へスクロールし、紫と黄緑の「microbitアプリのダウンロード」をクリックします
上の方に表示されているピンクの「microbitでプログラミングを始める」はオンラインページのため、さっきのページに戻ってしまいます
4. アプリダウンロードページが開いたら「入手」をクリックします
5. アプリがカートに入ったら、「注文手続きへ進む」をクリックします
6. マイクロソフトアカウントにサインインします
7. 注文内容の確認ページが開いたら「注文を確定する」をクリックします
8. Microsoft Storeアプリを起動します
9. Microsoft Storeアプリが起動したら「インストール」をクリックし、完了するまで待ちます
10. インストールできると「起動」ボタンに変わるので、「起動」をクリックしてMakeCodeアプリを確認しましょう
11. 「起動」ボタン右の「…」をクリックして、表示されるメニューの中から「タスクバーにピン留めする」をクリックすると、タスクバーにアイコンができるので次からも簡単に起動できます
次回からはタスクバーのアイコンをクリックすればオフラインでマイクロビットアプリが使えます
※ インターネット接続せずに利用できます
12. アプリが開いたら「新しいプロジェクト」をクリックしてプログラミングしよう
プログラム作成の手順を見る
13. 作品ができたら、USBケーブルでマイクロビットをパソコンに接続します
アプリで作った作品は、画面左下の「ダウンロード」ボタンをクリックするだけですぐにマイクロビットに転送されます
Androidタブレット
インターネット接続のみ → マイクロビットに転送不可
Windows10インターネット接続ありの場合と同じ方法でMakeCode for micro:bitが利用できますが、実際にマイクロビットに転送することはできません。画面上でのマイクロビット動作確認のみできます。手順を見る
インターネット接続 + 無料アプリ利用
タブレットにアプリをインストールすれば、マイクロビットをペアリングしてプログラムを転送することができます。マイクロビットの電源として、電池ボックスが必要です。
1. タブレットでGoogle Playを開きます
2. アプリ検索バーで「マイクロビット」と入力します
3. 検索結果に表示されたマイクロビットアプリ(Micro:bit Educational Foundation)をタップして選択します
4. 「インストール」をタップします
5. インストールできたら「開く」をクリックします
6. マイクロビットに電池ボックスを接続し、電源をONにします
7. Bluetoothを使って、アプリとマイクロビットをペアリングするために、「CONNECT」をタップします
8. タブレットにマイクロビットのサンプルファイルをコピーするために、アプリがストレージ(SDカード等)にアクセスするのを許可するかどうかを選択します
サンプルファイルがいらない場合は「CANCEL」をタップします
9. 「サンプルファイルがインストールされません」と表示されるので、「OK」をタップします
10. サンプルファイルが必要な場合、8の画面で「OK」をタップして「許可」をタップします
11. Connectの画面が表示されたら、画面下の「PAIR A NEW MICRO:BIT」をタップします
12. ペアリングするマイクロビットを確認するために位置情報へのアクセス許可を求めてくるので、「OK」をタップします
13. 「許可」をタップします
14. マイクロビットの表側のAボタンとBボタンを押したまま、裏側のRESET(リセットボタン)を押します
15. LEDにBluetoothマーク(ハサミみたいなマーク)が表示され、その後に模様が表示されたら「Next」をタップし、マイクロビットのLEDに表示されたとおりに、アプリ画面の□をタップして同じ模様にしたら「Next」をタップします
16. アプリとマイクロビットのペアリングが成功すると下の画面が表示され、マイクロビットにはLEDでチェックマークが表示されます
17. 「OK」をタップすると、ペアリングしたマイクロビットの名前が表示されます
画面左上の「←」をタップしHOME画面に戻ります
18. プログラミング するために「CREATE CODE」をタップします
19. ブラウザが起動し「Let’s code」の画面が表示されるので、「MakeCode editor」をタップしプログラミングしよう
プログラム作成の手順を見る
20. 保存するときにストレージへのアクセス許可を求められたら「OK」をタップします
21. 保存できたらアプリを開き、「Flash」をタップします
22. 「テスト」の く をタップして下に表示される「FLASH」をタップします
23. ペアリングしたマイクロビットに転送するか聞いてくるので「OK」をタップします
24. 転送されるまで待ち、転送できたらマイクロビットがプログラム通りに動作しているか確認します
タブレットとマイクロビットを最初に一度ペアリングしておけば、次回からはすぐプログラミングに取り組めます。
iPad
インターネット接続のみ(アプリなし)→ マイクロビットに転送不可
Windows10インターネット接続ありの場合と同じ方法でMakeCode for micro:bitが利用できますが、実際にマイクロビットに転送することはできません。画面上でのマイクロビット動作確認のみできます。手順を見る
インターネット接続 + 無料アプリ利用
iPadにアプリをインストールすれば、マイクロビットをペアリングしてプログラムを転送することができます。マイクロビットの電源として、電池ボックスが必要です。
1. App Storeを起動します
2. 検索ボックスに「microbit」と入力します
3. micro:bit が表示されたら「入手」をクリックします
4. 入手出来たら「インストール」をクリックします
5. インストールできたら「開く」をクリックします
6. マイクロビットに電池ボックスを接続し、電源をONにします。
7. Bluetoothを使って、アプリとマイクロビットをペアリングするために、「Choose micro:bit」をタップします
8. 「Pair a micro:bit」をタップします
9. マイクロビットの表側のAボタンとBボタンを押したまま、裏側のRESET(リセットボタン)を押します
※ 最新バージョンのマイクロビットV2でこの操作がうまくできない場合、RESETボタンは長押しせずに押したらすぐはなしてみてください。何回かやっていると成功するはずです。
10. LEDにBluetoothマーク(ハサミみたいなマーク)が表示され、その後に模様が表示されたら、「Next」をタップします
11. マイクロビットのLEDに表示されたとおりに、アプリ画面の□をタップして同じ模様にしたら「Next」をタップします
12. ペアリングするために「Next」をタップします
13. 「Bluetooth ペアリングの要求」というメッセージが出たら「ペアリング」をタップします
13. アプリとマイクロビットのペアリングが成功すると、アプリ画面には「Pairing successful」と表示され、マイクロビットにはLEDでチェックマークが表示されます
14. 「OK」をタップすると、ペアリングしたマイクロビットの名前が表示されます
15. 画面左上の「HOME」をタップし、「Create Code」でプログラミングしよう
プログラム作成の手順を見る
16. プログラムが完成したら、「ダウンロード」をタップします
17. 「Reset micro:bit to Pairing mode」という画面が表示されたら 「Continue」をタップして、マイクロビットの表側のAボタンとBボタンを押したまま、裏側のRESET(リセットボタン)を押して待ちます
18. 画面が切り替わったら、転送されるまで待ちます
19. アプリ画面に「Flashing successful」と表示されたら「OK」ボタンをタップし、マイクロビットがプログラム通りに動作しているか確認します
iPadとマイクロビットを最初に一度ペアリングしておけば、次回からはすぐプログラミングに取り組めます。
micro:bit 利用方法まとめ
micro:bitはパソコンやタブレット、iPadと接続してプログラムを転送する必要があるので、設定が少し手間のかかる場合があります。
デバイス別にmicro:bit利用時の特徴をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
パソコンでのオンライン利用とアプリ利用
オンライン利用の場合
インターネット接続していれば、アプリをインストールする必要がありません。
さらに、GoogleChromeで利用する場合はプログラムをマイクロビットに転送するのが楽なので、パソコンでネット接続ありの場合はGoogleChromeでの利用がおすすめです。
GoogleChrome以外のブラウザでは転送に手間がかかるので、最初は保護者の方が一緒に操作を確認する必要があるかもしれません。また、InternetExploreでの利用は2020年6月にサポートが終了しました。
アプリ利用の場合
アプリをインストールしておけば、プログラミングするときはインターネット接続なしで利用できるので、 安心してお子さまに使ってもらうことができます。
また、プログラムをマイクロビットへ転送するのにクリック一つで簡単にできるので、手間なくスムーズにプログラミングできます。
タブレットとiPad
マイクロビットをお持ちの方
タブレットとiPadでは、最初に一度アプリをインストールしてマイクロビットをペアリングしてしまえば、 次回からはすぐにプログラミングに取りかかることができます。
ただ、アプリを利用しなければマイクロビットに転送することができないため、マイクロビットをお持ちの方はアプリをインストールする必要があります。
また、アプリを利用する場合でもプログラム作成にインターネット接続が必要なので、オフラインで利用することができません。
マイクロビットの電源として、電池ボックスが必要です。
タブレットでの利用方法
iPadでの利用方法
マイクロビットをお持ちでない方
アプリをインストールする必要がなく、インターネット接続してオンラインでプログラミングを楽しむことができます。 画面上のプレビュー表示でマイクロビットの動作確認ができるので、マイクロビットがなくても気軽に作品作りができます。
ただ、プログラム作成にはインターネット接続が必要なので、オフラインで利用することができません。
タブレットでの利用方法
iPadでの利用方法